アスベストとは?

解体20

「アスベスト」は地中で生成される天然の鉱物繊維であり、直径が1,000分の1ミリと非常に微細な繊維です。これは肉眼では見えないほど細かく、空気中に漂うことがあります。アスベストは石綿とも呼ばれます。その名前は、アスベストが軽くて柔らかい性質を持っており、綿に似た特徴があることに由来します。石綿の使用はかつて建築や工業製品などさまざまな分野で広く行われていました。

かつては、耐熱性・保温性・防音性に優れ、アルカリ・酸にも強く、丈夫で優秀な建築資材として、1960年から1990年代にかけてアスベストは広範に利用されていました。鉄骨構造の柱、自動車や鉄道、学校、住宅の天井や壁、温泉施設、工場など、様々な場所で大量に使用されました。その当時、アスベストはその優れた特性から、重要な素材として高く評価されていました。しかしながら、後になってアスベストが健康への悪影響を及ぼすことが判明し、社会的な問題となりました。

原則禁止へ

住宅や倉庫では、主に外壁、屋根、軒裏、煙突などにアスベストを含む材料が利用されていました。一方、ビルや公共施設では、鉄骨そのものにアスベストが使われることも。また、鉄骨の柱や梁(はり)、天井・壁・床の下地、機械室などにもアスベストが含まれていることがありました。実際に、アスベストの用途は約3,000種類にも及ぶほど多岐にわたっていました。環境汚染と健康被害対策として、2012年以降は含有率10.1%を超える吹き付け材は、原則禁止となりました。

解体や改修工事における注意点

解体 (9)

アスベストが含まれている建物を解体する際は、アスベストに関わる環境関係法規にょって定められている規定を遵守しながら工事を進めていきます。築年数が古ければ古いほどアスベストが含まれている可能性が高くなります。解体や増改築の際には、石綿取扱作業従事者・石綿作業主任者の有資格者の居る専門業者で適切で安全に工事が進められるかも会社選びのポイントとして年頭においてください。株式会社アステックでは、それぞれの有資格者が多数在籍し、アスベスト除去専門業者として信頼を得ています。