アスベストが使用されていたとされる
場所・モノ
アスベストを含有する建材が使用されていた場所としては、住宅や倉庫では主に外壁、屋根、軒裏、煙突等、ビルや公共施設では鉄骨そのもの、鉄骨の柱や梁(はり)、天井・壁・床の下地、機械室などがあげられます。これらの場所に吹き付け材や成形材、耐火被覆材、断熱材、吸音材などとして多く使用されていました。段階を経て、2012年に猶予措置が撤廃され、石綿含有量が重量の0.1%を超えるものについてはすべて、製造、輸入、譲渡、提供、使用が禁止され法令上はアスベストの使用等が全面的に禁止となっています。
アスベスト除去工事
アスベストを完全に取り除くのが除去工事です。アスベストが使用されている建築材すべてを除去し、非アスベストの建築材と入れ替える工法です。改築などの場合には、除去後のアスベスト管理の必要がなく、飛散性の高いアスベストの処理方法としては、一番安全な処理方法で解体工事を行う場合にはこの除去工事が必須となっています。
アスベスト封じ込め工事
建物内に存在するアスベストに溶剤を吹きかけ固定すし、アスベストが飛散しないように封じ込める工法です。溶剤を吹きかけて固めるだけであるため、作業時間は短く、費用も除去に比べると安く済みます。しかし、アスベストを完全に除去するわけではないため、作業後も定期的な点検が必要であり、解体時には除去作業が必要になるので、結果的には除去作業を行った場合よりも費用が高くなる可能性もあります。
外壁アスベスト塗装工事
アスベストが含有されている外壁材の上から、元々使用されているアスベストを飛散させないように塗装をする方法です。メリットとしては、費用が安価で済みます。とはいえ、アスベストの除去はされていないので、定期的な点検とメンテナンスが必要となり、とにかく「飛散させない」ことが重要なので、傷む前にしっかり再塗装で保護していくことが大切です。
煙突アスベスト除去工事
1980年代までの煙突には、ほとんどアスベストを使用したライニング材が使用されています。降雨による雨水の侵入や、寒冷地での凍結・融解の繰り返し、経年変化などにより煙突が劣化すると、断熱材が結合崩壊をはじめ、煙突内で使用されていたアスベストが飛散し、人体への影響、環境が汚染されてしまう危険性が高まります。難易度が高いとされている、煙突のアスベスト除去工事もおまかせください。
煙突ダイオキシン洗浄工事
焼却炉の煙突には、ダイオキシン類が付着している可能性が非常に高くなっています。特にダイオキシン類は、煙突解体工事の際にガス溶断などで切断すると、気化する恐れがあるため、超高圧水洗浄などにより付着物を適切の除去する措置が求められます。解体時には、必ず解体に先行して除去作業を行ない、有害物質の飛散を防止することを徹底しています。
解体工事
アスベスト除去調査後、法令を遵守した解体作業を一貫して行っております。調査と解体を別会社ですると、余計なコストがかかる場合もあるため、お見積りの際に調査後の解体作業までのご相談もお気軽にお申し付けください。全解体・内装解体など、お客様のご要望に合わせた寄り添ったご提案・お見積りを大切にしております。